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第一印象はなぜ大切なのか

第一印象は大切です。
「会って最初の10秒が勝負」や「初頭効果」という言葉に代表される通り、人の印象とは、会って最初の0.6秒から6秒で決まり、わたしたちが最初に記憶した印象というのは、後々まで消えることがないといわれています。
友人と話しをしていて、第一印象が良かった、悪かったなどと話が盛り上がることがありますが、最初に会った時のことはハッキリと覚えているのに、それ以外のことはあまり印象に残っていないということも初頭効果に関係しています。
メラビアンの法則をご存知でしょうか。メラビアンの法則とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱したコミュニケーションに関する法則のことで、矛盾した態度(好意的な言葉をかけながら怒りの表情をするなど)をとるの人間の態度が、視覚情報から55%、聴覚情報から38%、言語情報から7%という割合で、他人に影響を与えるという結果になりました。この実験は特定の状況で行われているので、必ずしもすべての場面で同じような結果が得られるというわけではありませんが、言葉と見た目の印象にあまりにもギャップがあった場合、その人の発言には信憑性がないと感じるのではないでしょうか。
就職面接を受ける場面を想像してみてください。みなさんは、面接で仕事に対する意欲や自己PRを伝えるため、面接直前まで何度も何度も面接の練習を重ねて、いざ本番を迎えました。面接でのみなさんの発言は意欲的な言葉やわかりやすくまとめられた自己PRなのに、表情が暗い、弱々しい声、姿勢が悪い、受け答えが棒読みでした。このような場合、面接官が受けるみなさんの印象はマイナスに傾いてしまいそうですね。

自分を客観的に見てみる

第一印象でより「好印象」を与えるために簡単にできるエクササイズをご紹介します。
【質問】
1.みなさんは、人と初めて会った時にどこを見ていますか。
2.人が初めてみなさんにあった時にどこを見ていると思いますか。
相手の目を見る人、服装や持ち物を見る人、その人の全体的な雰囲気を見る、また、見られていると思うという人もいるでしょう。このエクササイズでは、自分1人でも他人の視点を意識することができますが、実際に周囲の人に質問をしてみると興味深い意見を聞くことができますので、どなたかに質問してみるのもおすすめです。みなさんに「価値観」があるように、相手にも「価値観」があります。人の数だけ異なる価値観がありますから、ときどき「違う目線」で自分自身を見直してみることも必要です。
(第3回に続く)

2011.10.20  長野知鶴  (キャリアコンサルタント|人事・人材開発|教育研修|産業カウンセラー)


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